住の江

奄美黒糖焼酎の黎明期をかたる酒 住の江 三十年貯蔵 1,000本限定発売

「住の江」のはじまり 石原酒造

奄美大島中央の山深く緑豊かな里、住用村。
奄美最大の住用川が流れ込む
マングローブのほとりに、石原酒造はありました。
女性杜氏の石原タカにより営まれていた酒蔵です。

正確な記録は残っていませんが、石原酒造は
戦前より営まれていたと考えられます。
確かな記録が残るのは、一九五六年九月の、
日本政府による酒造免許交付。
奄美群島の日本復帰から、わずか三年後でした。
戦中戦後の混乱を乗り越え、
焼酎造りを継続した石原酒造。
現存する写真からは、限られた人数で、
地域のために造りを続けていたことが伺い知れます。

操業時の石原酒造。中央に石原タカ。

当時の数少ない記録や写真から
うかがい知れるのは、石原酒造は「甕仕込み」
そして「直火蒸留」で
酒を醸していたということです。
現在の主流であり、酒に雑味が出にくい
「間接加熱蒸留」に対して、
当時の蒸留手法は全くの「直火」。
強烈な香ばしさが感じられる酒だったと考えられます。

石原酒造は当時も「住の江」という銘柄を
持っていたものの、製造した酒は共同瓶詰所
(かつて奄美大島に存在した奄美第一食糧)へ
納めることがほとんどでした。

時代の転換 町田酒造へ 時代の転換 町田酒造へ

住用の地で奮闘を見せた石原酒造でしたが、
昭和の終わりには共同瓶詰が終焉を迎え、
同時に後継者不在の問題に直面しました。
この時、後継を申し出たのが、
町田酒造の創業者・町田實孝でした。

實孝は、受け継いだ酒蔵を現所在地である
龍郷町大勝へ移転。
小さな家族経営の酒蔵は、近代的な設備と
大きな生産能力を備えた酒蔵へと
生まれ変わりました。
その後、町田酒造による「里の曙」ブランドは
急成長を遂げ、奄美大島のみならず、
全国の市場へと流通し、奄美黒糖焼酎を
全国へ広く知らせる存在となりました。

この間、わずかながら町田酒造へ受け継がれ、
ひっそりと時を紡いでいた酒、
それが「住の江」です。

時のもたらした味わい

石原酒造が、そしてそこで醸された住の江が
受け継がれ、今年で三十二年。
永い時はその酒の荒々しさを削り取り、円く熟した、
しかし新鮮な味わいを形づくりました。

口に含むと拡がるのは、サトウキビを思わせる
青草のような香り。
三十余年の歳月を思わせない、新鮮な印象を与えます。
大地を思わせる重厚な口当たりが舌を包み、
余韻は長く甘く、蜂蜜や土を思わせるフィニッシュ。
稀の酒と呼ぶにふさわしい、
何層にも重なる奥深き味わいです。

この酒のボトルを飾るのは、奄美をこよなく愛した画家、
田中一村の「奄美の海に蘇鉄とアダン」。
奄美での生活から一時帰郷していた一村が、
千葉で描き上げた作品です。
一村作品の中でもとりわけ明るく、生き生きとした描写は、
歳月を経ても燦然と輝く住の江の味わいと交差します。
化粧箱には、白くシンプルなボックスを採用することで、
凛とした住の江の佇まいを演出。
さらに、封緘する帯紙にシリアルナンバーを付し、
ひとつひとつのボトルを際立てました。
ご購入いただいた後も、永く、少しずつ、じっくりと
味わっていただきたい一本です。

住の江 三十年貯蔵

発売日:2021年4月5日
原材料:黒砂糖、米こうじ
アルコール分:37度
内容量:750ml
希望小売価格:8,800円(税込)

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